大きなお仏壇は比較的地方に多く、先祖代々受け継がれてきたものがあり、都会では小振りで、核家族化などから新しいものが多いと言えますが、いずれにしてもある程度の年数が経ったものは、お線香の煙やローソクのすすで、金箔の輝きが鈍ったり、漆の光沢がなくなり、くすんだ色に変化してきます。
お仏壇の材質にもよりますし、お供えした入りする頻度などにもよって差が出ることか確かですが、15年とか20年になると間違いなくそうした状況となります。
人によっては、くすみが出ると重厚感があっていいとか、いかにもお仏壇という格調があると言うこともありますが、こうしたケースでは、漆のはがれなども起こりやすく、金箔がはげ落ちたりする可能性もある時期であり、場合によるとネズミや虫の被害が合っていることもあるので、一度は仏壇クリーニングに出すのがおすすめです。
専門業者に依頼すれば、見違えるほどきれいになります。
障子等紗の汚れやお線香ローソク跡の汚れ、水こぼし後などもクリーニングしてもらえます。
塗装のヤセや彫刻の欠けなども修復してもらえます。
そうして気持ちよくお仏壇を拝むことができれば、それが何よりもご先祖様の供養になります。